2010年04月03日

日光白根山

P3280026.jpg


ゴンドラで一気に標高2000mの白銀の世界へ。

今回は、ボーダーで賑わう丸沼高原スキー場から人込みを離れて、静かな雪深い森に入り、関東の最高峰、日光白根山(奥白根山)山頂を目指しました。




関越自動車道沼田ICから日本ロマッチック街道を経由して約1時間、丸沼高原スキー場はあります。

ロープウェイ利用で、約3時間で日光白根山の主峰奥白根山の山頂に立つことができ、しかも2600m近い標高の雪山を日帰りで楽しめる手軽なコースです。

日光白根山(奥白根山)は、群馬と栃木の県境にあり、関東の最高峰であるとともに、これより以北にはここより高い山はないことで知られています。

P3280009.jpg


この日は小さな低気圧が日本海側から列島を横断し、午後から天気が崩れる予報で、朝からスッキリしない天候。

スキー場の駐車場は朝から混み合っています。係員が駐車スペースへと誘導してくれます。

早めに山頂に立ちたいところだが、ゴンドラの営業時間は8:30から。

ゴンドラに一番に並び、営業開始を待ちます。

ボーダーばかりの列に登山の出で立ちの私に、係員は、

「散策ですか?」と尋ねられたので、

「はい。」と応え、係員はゴンドラの最終時間を教えてくれました。

散策と言うにはちょっとハードなんですけど・・・。


ゴンドラでイッキに標高2000mへ。

ゴンドラの山頂駅に近づくと、正面に目指す白根山がドーンと見えてきます。

P3280078.jpg


ゴンドラを降り、神社で安全登山を祈り、樹林帯を進みます。

この辺りは無積雪期には観光用の散策コースのため、広い道が整備されています。

鳥の鳴き声だけが時々聞こえる静かなシラビソ林の中、スノーシューの跡を辿ります。

念のため、ワカンを持参していましたが、つぼ足で歩ける程度の積雪と雪質でした。

林の間から奥白根山が正面に見えてくると、ここからは奥白根山の南斜面(右手)へ廻りこむように山腹を進むようになります。

斜面の狭いトレースを辿ります。

いくつかのルンゼを横切りながら高度を上げていきます。

P3280012.jpg
ブロック状のテブリが。 雪崩の跡か・・・。

P3280016.jpg
ルンゼの上部には鋭い岩峰が姿を現しています。


ダケカンバの林を抜け、標高2400m付近から森林限界に飛び出します。視界が開け、広々とした南斜面に出ます。

P3280019.jpg
奥白根山南斜面

P3280021.jpg

P3280049.jpg
近くには男体山や皇海山などが見渡せます。


雲は多いが、視界は良好。この日は風も強くなく助かりました。

ここでしばし休憩していると、後からの数名のパーティに追い付かれ、挨拶を交わします。

この日は日曜日でしたが、出会った登山者は三組。女性の単独者と男性二人組みとこのパーティ。

ここでアイゼンを着け、雪面を登っていきます。広々とした斜面の雪は浅く、上部は凍っています。

山頂に到着すると、先に登っていた女性の単独者と合流。

視界がよくないことを残念がっていましたが、私はむしろ天気がもってくれたことに感謝しました。

山頂付近は岩場で、積雪は少なく、パリパリに凍った氷雪の世界。

氷点下10℃、雪山の醍醐味を味わえます。

P3280032.jpg
南峰からのぞむ本峰(奥白根山山頂)

P3280039.jpg
山頂からは東側下方に雪で覆われた
五色沼を垣間見ることができます。

P3280047.jpg  P3280042.jpg
  

下山は同じルートを辿り、途中七色平方面に少し入ったところの避難小屋に寄ってみました。避難小屋は雪に覆われ、ひっそりと佇んでいました。入口付近は雪がかかれ、利用可能な様子でした。

ゴンドラの山頂駅に戻ると、大勢のスキーヤーやボーダーで賑わっており、レストハウスもあり、標高2000mとはいえ、下界に戻って来た感じです。

ゴンドラを降りていくと、標高2000mより下は雲に覆われ、小雪がちらつく状態。標高2000mを境に全く違う天候であったことに驚かされ、雲上の恵まれた天候に改めて感謝、感謝の山行なのでした。

P3280080.jpg



[お天気メモ]
北日本は高気圧に覆われ概ね晴れ、東日本以西は気圧の谷の影響で
曇り。関東地方では北東風の影響で寒い一日に。
奥白根山でも曇り空でしたが、2000mより上層では降水はなく、
下層で雪となりました。


[コース紹介]
日光白根山 丸沼高原スキー場往復
丸沼高原スキー場[m]−日光白根山ロープウェイ山頂駅[約2000m]〜(40分)七色平分岐〜(80分)森林限界〜(50分)白根山山頂[2578m]〜(30分)森林限界〜(50分)七色平分岐〜(30分)山頂駅

歩行時間:4時間40分(山頂まで2時間50分)
最高標高点:2578m 
標高高低差:578m
登山日:2010.3.28(天候:くもり)

丸沼高原スキー場にある日光白根山ロープウェイ(ゴンドラ)を利用し山頂駅へ。

P3280065.jpg
山頂駅付近

山頂駅を降り、レストハウスの左を抜け、鳥居をくぐり、神社の先の分岐を右に折れる。

P3280064.jpg  P3280063.jpg
神社と分岐点

広々とした平坦な道を進み、左手にある不動岩を過ぎると、短い急坂を登る。

急坂が終わると、樹林帯の先に正面に奥白根山が姿を現す。

P3280061.jpg

まもなく七色平分岐となり右に進む。

P3280010.jpg  P3280011.jpg

ルートは奥白根山の南斜面に廻りこむように、トラバースしていく。

P3280017.jpg  P3280018.jpg

いくつかのルンゼを横切り、ダケカンバの林の中の急登を経て、森林限界に出る。

P3280056.jpg
森林限界へ

広い雪面が広がり、中央のルンゼを目指して登る。
はじめはロープが張られているので目印となるが、ロープがなくなるあたりからルンゼを横切り、直登する。ルンゼは雪は深くなく、凍り付いているところも。

P3280023.jpg
中央の白く帯状に見えるルンゼを目指す。

P3280048.jpg
ルンゼ上部

ルンゼを登りきると、稜線に出て、少し上ると祠のある南峰に着く。

P3280031.jpg

山頂はその先で、北側の窪地に一端下り、岩場を登り返すと奥白根山山頂となる。

P3280034.jpg  P3280036.jpg
奥白根山山頂

[山の情報リンク]

□山小屋情報
P3280058.jpg
七色平避難小屋
七色平分岐を少し入ったところにある。

□丸沼高原スキー場
関越自動車道沼田ICから国道120号を進み、約1時間程、尾瀬・沼田地区のスキー場の中では最奥(日光寄り)に位置するスキー場。営業期間は11月中旬〜5月上旬まで。運営会社は日本製紙総合開発(株)。
スキー場内には座禅温泉がある。
日光ロープウェイは全長2,500m、高低差600m、定員8人のゴンドラ。山麓から山頂駅を結び、所要時間は約15分。
料金は、この時期往復券を買うとはじめ2,200円を支払い、帰りに1,000円返ってくる。営業時間は8:30〜16:00

P3280001.jpg  P3280081.jpg  
丸沼高原スキー場HP
日光白根山ロープウェイ
座禅温泉

□日光国立公園
P3280066.jpg  P3280068.jpg
日光国立公園は、群馬、栃木、福島の三県にまたがる那須火山帯に属する山岳地で、白根山をはじめ、古くから信仰の山として名高い男体山、那須岳などを含み、火山活動に起因する湖沼や壮大な瀑布、紅葉の美しい渓谷が広がり、景勝地も多い。1934年国立公園に指定され、2007年に尾瀬地域が分割され、尾瀬国立公園が独立した。
ツキノワグマ、ニホンジカ、ニホンザルなどの大型哺乳類が生息し、近年、奥日光ではニホンジカの増加による樹木や高山植物への食害が発生している。




101座からの山歩き TOPへ
posted by 山谷行蔵 at 13:27| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 山行・自然探訪委員会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
ライターの仕事をしている者です。
現在、雪山コースガイドの本を制作しています。
日光白根山のガイドページで、
2010年4月3日 の記録のお写真を使わせていただけないでしょうか?

よろしければ、nomuraalm2@gmail.com に、ご連絡ください。
お手数ですが、よろしくお願いします。

候補は、以下から2〜3点を考えています。
3280009「日光白根山遠望」
3280016「ルンゼから上部岩峰」
3280032「氷雪のついた山頂」
3280068「ロープウェイ駅からの遠望」
Posted by nomura at 2012年10月09日 17:32
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/145088233

この記事へのトラックバック
101座からの山歩きTOPへ
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。